JR東日本は、特急「成田エクスプレス」の割引チケットレス特急券について設定区間を拡大するとともに、期間限定で割引率を50%にアップします。
定期券やIC乗車券と併用してチケットレスでおトクに乗車できる「えきねっとトクだ値(チケットレス特急券)」の設定区間が2021年10月1日(金)から拡大します。新たに発売されるのは、「成田駅・佐倉駅・四街道駅・千葉駅」の各駅と「武蔵小杉駅・横浜駅・戸塚駅・大船駅」の各駅間発着分および、「八王子駅・立川駅・国分寺駅・三鷹駅・吉祥寺駅」の各駅と東京駅間発着分です。
そのほか、既存の設定区間でも対象列車が拡充され、大船駅または八王子駅から東京駅方面に向かう朝時間帯の下り列車も新たに割引対象となります。
「えきねっとトクだ値(チケットレス特急券)」は通常の指定席特急料金(通常期)の35%割引で発売されていますが、10月1日(金)〜12月31日(金)乗車分は期間限定で50%割引とさらにおトクになります。今回追加設定される「大船駅〜成田駅間」の指定席特急券(通常期・大人用、以下同じ)は1,730円ですが、「えきねっとトクだ値(チケットレス特急券)」なら期間中は860円(大人用、小児は半額、以下同じ)となります。また、「東京駅〜八王子駅間」は通常の2,390円から50%割引の1,190円で発売されます(主な区間のおねだんと対象列車は下表を参照)。
「えきねっとトクだ値(チケットレス特急券)」は、JR東日本の予約サイト「えきねっと」で乗車日の1か月前から乗車日当日の列車出発時刻まで購入できます。利用できる座席は普通車指定席で、グリーン車指定席の設定はありません。
また、10月1日(金)から「成田エクスプレス」については利用区間にかかわらず、すべての列車でお手持ちの通勤・通学定期券に指定席特急券をプラスして乗車することができるようになります。特急券には「えきねっとトクだ値(チケットレス特急券)」や「えきねっとチケットレスサービス」を含みます。
そのほか、首都圏の特急列車「湘南」「スワローあかぎ」「あかぎ」「はちおうじ」「おうめ」では、新たに通勤・通学定期券と特急のグリーン券(「えきねっとチケットレスサービス」を含む)を併用できるようになり、グリーン車指定席を利用してゆったりと通勤することが可能になります。なお、その他の特急列車のグリーン車は通勤・通学定期券の利用対象外となります。
JR東日本は、さらにおトクな「えきねっと」商品を初めての方にも手軽に利用してもらい、多様化する新しい通勤スタイルを応援したいと話しています。